自動車なんでも相談室
運転免許
改めて免許の種類を確認する ~後編~
みなさま
西神自動車学院です。今回もやや複雑な免許制度を整理しています。
今回はバイク(二輪編)となります。
基本的に二輪の免許は排気量により区分されています。
大型自動二輪免許
なんでも乗れる!!排気量無制限
年間の取得人口は7万人程度
道路交通法施行規則では「総排気量0.400リットルを超える内燃機関を原動機とする二輪の自動車(側車付きのものを含む。)で、大型特殊自動車及び小型特殊自動車以外のもの」と定義されています。
18歳から取得可能であり、他の免許を持っていなくとも直接この大型二輪免許を取得することは可能です。
以前は「教習所」にカリキュラムがなく、いわゆる飛び込み受験でしか免許を取得することができませんでしたが、平成8年の法改正により指定自動車教習所を卒業すれば運転免許試験場での技能(運転)試験が免除となり一気に取得の難易度が下がりました。
しかし、課題コースの基準タイムが普通自動二輪免許に比べてシビア、車体が大きく出力も高いなど、「簡単」に取れる免許とは言い切れません。
※さらに以前(昭和50年)以前はやや複雑な免許体系で「車」の免許に、「大型二輪」も付いてきた時代もあります。
ハーレーからスーパースポーツまで様々なバイクを楽しむ機会が増えたといえます。
特に国産では取得可能人口が増えたことから各メーカーもこの750cc超のバイクに力を入れるようになります。特にかつての2ストが環境規制に適応できなくなったことも相まって、1998年ごろからスーパースポーツと呼ばれるジャンルのバイクは一気に高性能化しています。
ちなみに250ccを超える二輪車には車検が必要です!!
二人乗りに関する注意事項
一般道・・・・・・最初に「二輪免許」を取得してから通算期間が1年以上の人
高速道路・・・・20歳以上で、最初に「二輪免許」を取得してから通算期間が3年以上の人
免許が停止、取り消されていた期間は除きます。
この条件を満たし、後部座席を備えており、その道路が二人乗り禁止区間でない場合に可能となります。
当校で使用する車両はNC750となります。
普通自動二輪免許
排気量は400cc以下 250ccを越えるものは車検があります。
※世間で一般的に「250」で販売されているものは排気量が249ccのものが多く車検は必要ありません。
年間の取得人口は16万人程度でこれから「バイク」に乗りたい方、のちに大型二輪免許を考える方でもまずはこの普通自動二輪免許、という方は多くおられます。
また、販売される車種も初心者向けから上級者向けまで幅広く存在します。乗りこなすレベルに至るにはかなりの熟練が必要なことは大型二輪免許とも変わりません。
ただし、車体の大きさ、出力、求めらる基準から大型二輪免許よりは取得の難易度は下がります。
当、西神自動車学院で使用する車両はCB400になります。
二人乗りに関する注意事項
一般道・・・・・・最初に「二輪免許」を取得してから通算期間が1年以上の人
高速道路・・・・20歳以上で、最初に「二輪免許」を取得してから通算期間が3年以上の人
免許が停止、取り消されていた期間は除きます。
この条件を満たし、後部座席を備えており、その道路が二人乗り禁止区間でない場合に可能となります。
これから取得希望の方は是非参考にしてみて下さい。